少子化対策ではなく教育改革論
でも減った分の仕事は一人ひとりの労働者が2人、3人分働けばカバーできるはずです。
今後はAIとか普及していくので、その時代に適した十分に優秀な人材を育成し続ける事ができれば、案外少子化になっても日本は大丈夫なのではないでしょうか。
という前提で教育改革をします。
今の義務教育は小学校6年間、中学校3年間の9年間。
そのあとは大半の人が高校に3年間通って卒業し、そして現在では金さえ払えれば大学に4年間通う人が半数程度います。
私大卒ですけど、大学に入って社会人として役に立ったことってあんまり無かった気がします。
勿論無意味ではありません、一流大学だと派閥とかもありますしその後の出世にも絡んできます。
ただ、2流3流大学に入って年間100万以上の学費を払って将来年収400万になるくらいだったら、1年でも早く社会に出て頭が若いうちに社会の波に呑まれた方が役に立つのではないでしょうか。
ここでいうターゲットはだいたい偏差値50以下の人達です。
でも高卒時点でそんなに頭良くない彼らも大学に入って伸びることもあるし、逆に一流大学に入ってもそのあと転落人生を歩む人もいます。
それでもみんな大学に入りたがるのは日本の会社は大卒じゃないと出世の道が閉ざされるというイメージからですね。
中小企業ならそんなことないのですが、誰も好き好んで中小企業に入りたくもないし。
はっきり言ってこんな感じの世の中が日本を低成長に導いている気がします。
プロ野球でイメージした場合、そもそも大卒でプロになってもルーキーのうちはよほどの即戦力でもないと微妙ですし、真価を発揮するのは3年目の25歳くらいからです。
でも高卒でやってる場合プロ3年目の21歳くらいから結構使えそうですよね。
会社でも脳みそが若い20前後でもまれた方が成長早いと思われます。
大学生でもこの時にちゃんと勉強していればいいのですが、だいたい合コンとバイトに明け暮れていますよね(偏見)
真のエリートクラスならそれでもいいかもしれませんが、将来年収400万になる人材はここで無駄なことをしていると本気で一生底辺になってしまいます。
なのでみんな高卒で働いてもらいましょう。社会人としてバリバリ。
といっても20前後は人生において色々な経験を積まないといけません。
週3日は社会人として働いて、2日は一般教養と各分野の専門知識を学ぶ日にする。
そういう働きながら学ぶ進路があってもいいのではないでしょうか。
てかIT系の専門学校にはありますけどね、企業と癒着して就職内定率を上げるための早期入社という制度。
学校側は何も教えずに授業料だけもらって企業は安い賃金で将来の役に立たない単純労働をさせる素晴らしい仕組みです。
これは悪い例ですね。
理想は真っ当な企業が優秀な人材を早期に確保して、社会人としてのキャリアを積みながら、並行して学校に通って知識をつけていった方が若い脳みそ刺激されて効率よく洗練された社会人になれると思うのですがどうでしょうか。
どうせ社会人一年目は研修まみれになるのなら学生と社会人の属性半々にしときましょうよ。
中小企業は一社では面倒見切れないので適切な大学か専門学校と共謀してはどうでしょうか。
と、ここまでは高校卒業後の話でした。
小中学校、そしてそれ以下の低年齢教育についてはまた別の機会にします。
ご精読ありがとうございました。