ぼくの考えた最強の少子化対策

日本は滅びます、少子高齢化で。それを防ぐため僕の考えた最強の対策を発表します。

中間管理職はつらいよ、涙の退職代行

皆さまご機嫌よう

私はブラック業界の中間管理職をやっています。

主な仕事はIT雑用と、職務で我が社の責任範囲内でトラブルが発生した場合に、最初に土下座した後に発生した事象に対する対策を考え実施します。例え自分に非が無くとも、会社の責任範囲で起こった事なら対象になります。

なお、この責任範囲と言うのは会社と会社間で取り決められていて、契約締結後に我々のような中間管理職兼作業員が現場に入って、結ばれた契約内容に沿うように仕事をします。

よって契約の内容には関与していません、例えそれが労働者にとって不都合しかない人権を配慮しない労働だったとしても。

さらには中間管理職である以上、その配下の作業員も会社が用意してくれます。その作業員達には私が指揮してブラックな労働をしてもらいます。不満の矛先は当然のように私の方に向かいます。不等な労働なので中々モチベーションを保ちづらく辞めていく人も大変多いですね。

辞めていかれて上から怒られるのも私の仕事だし、辞めた人の穴埋めをするのも勿論私の仕事になります。ちなみにブラックな契約をした方も一緒に謝る係ではありますが、担当の仕事から外れて代わりの窓口を作ってしまえば逃れる事ができます。

悲哀ですね、こうした事が起こるのは必然なのですよね。作業員さんは様々な職を転々としていたり、学生上がりの社会人経験乏しい人が多いので、何か嫌なことがあればすぐ辞めると言い出すのです。最近は退職代行という事業も一般化していてるみたいで、是非私も使いたいと思いつつ、使われる側から見たらなんとも軽い世の中になったものだと悲しくなります。

いざ自分が実際に退職を願う場合、5万円払って会社に電話してもらう訳ですよね。それは当然会社と喧嘩別れで、立つ鳥跡を濁しまくっていますよね。一作業員がそれをやっても積み上げた物も小さく、会社な中でも代わりはいくらでも用意できるとされる人材なので許される訳ですが、管理職にそれをされると会社がジェンガになりますね。

何それ、面白い。

退職代行を使う時点で退職に対して強制力が生じて間違いなく辞めれます。入り組んだ契約や人間関係からサヨナラです。でも当然会社や取引先などからもブラックリスト扱いを受けて戻って来れません。再就職先は他業種になるでしょう。私的には問題無いですけど。ただ仲良くしてきた方を裏切る事になるという心理面の障壁が問題ですね、善人は辛い。

私が辞めた後の仕事はガタガタになるのは目に見えてますが、40歳年収400万程度の誰でも出来る仕事なので代わりはすぐ見つかりますよね。人間関係も一年経てばみんな忘れますよね。

うん、全然問題無し。

 

会社の経営的な目線で見て、辞めてもらったら困る人材はいます。そういう方は仕事面もさることながら、人間性の評価もされています。特に社内のコミュニティで中心になってくれる人材は貴重だと思います。そういった人材を繋ぎ止めて成長を促進すれば、会社の成長に繋がります。だから普通の会社は有望な人材を出世させるし、投資もしますね。そのような例が近くにいれば社内も活気付いて、その配下の人材も成長が促される可能性もあります。会社の一番の資産はやっぱり人材なんですよね。

その優秀な人材がいきなり退職代行を使って辞めたらどうなりますかね。連鎖反応で他の有望な人材も辞めて会社潰れかねないですよね。なら全力で未然に防がないといけませんね。退職代行は使われた時点で会社側の負けです。使われない為には居心地の良さを与え続けないといけません。それが経営陣が考えるべきマネジメントです。

その一つが間違いなく給料や賞与ですね。同業他社よりもいい条件であれば転職のリスクより現状維持を選びます。次に人間関係で、優秀な人材は人間関係の構築も得意な事が多いですけど、経営陣側は優秀な人材に好かれないといけません。だから飲み屋やキャバクラや風俗店に一緒に行きたがるんですね、お偉いさん達は。

逆に出世したければこういう店にホイホイついていくのが出世コースになります。バブル世代が人事権を持っている場合は特に。

ここで私のような氷河期世代や、その下のゆとりさとり世代は飲み屋やキャバクラに行きたいと思わない方が結構いて、そういうタイプは偉い人がこういう事に会社の金を使っている事に嫌悪感を抱きます。だって我々の給料安いもん。これが経営陣にとってゆとりさとり世代が扱いづらい理由の一つにもなっていますね。

話は逸れましたが、マネジメントの続きになると社員を繋ぎ止める為に重要なのは仕事自体のやり甲斐になります。モチベーションを保てない仕事は辞める最大の要因になります。

私も雑用の仕事は我慢出来ますが、中間管理職の仕事、中でも適正のない人材を連れて来られて指導して、結局すぐ辞めるじゃん、しかもそれは私の指導とは関係ない部分で、という現象に耐えれません。というかビジネスモデルが今後破綻しそうなやり方なんですよね、若者減っているのにそれを使い捨てるような仕事、将来性の無い仕事。若手から見たら仕事を押しつけてくる存在。モチベーション保てませんね。幸い前述した通り会社にとって重要では無い人材なのですぐ辞めれるのが救いです。

長々と感情論を書いてきましたが無理矢理纏めると、優れた経営者になりたければ、優秀な人材には給料沢山払って、モチベーションの上がる仕事を与えましょう!

 

仕事辞めたい方は退職代行使うのも手ですが、安易にそういったサービスを使うような人材になってしまうといつしか働くところが無くなります。ブラック企業と判断した時だけ頼るようにしましょう。

 

以上、ご精読ありがとうございました。