価値観の低価格化
皆さまご機嫌よう、hairlessです。
昭和生まれの方は覚えているかもしれませんが、あの頃は良かったですね。
景気も良くてイケイケで働けば働いただけ給料もらえて、ジュリアナとか行ったら超満員で女の子はボディコンに身を包んでオール踊り明かして。車もスポーツカー全盛時代で各自動車メーカーはこぞってスポーツカーを開発していました。
あの時代の大人は毎月どれくらい使っていたのでしょうか。今の我々は一人暮らしの場合毎月20万も使っていたら贅沢な生活になりますが、家族いる方は家族全員でそれくらいでやり繰りしているかもしれません。
毎日キャバクラに通っていたらお金は直ぐに無くなりますよね。でも、バブル期に稼いでいる人は金が湯水のように湧いてくるので毎日通っても問題無しだったみたいです。(あくまでイメージです)
と、あの頃は良かった的な話をしましたが、実際にそんな生活は楽しいでしょうか?周りが全てそんな生活をしていて、金を使えない奴はモテないという時代ならそうかもしれません。でも今は違います。働いても給料は増えないし、キャバクラより二次元て充分だし、その金でガチャでSSR引いた方が楽しいし車は軽でいいし、むしろ軽ですら高いし。と言った感じで価値観自体が様変わりしています。時代の移り変わりと言えばその通りですが、若者の欲望のスケールはダウンしていますね。
そのおかげで昔は30までに結婚するのが普通だった価値観も、結婚しなくても普通、もし結婚するとしても年齢を重ねていても問題無しという価値観に変わっています。これが少子化の原因の一部ですね。
若者にエネルギーが無くなったとも言われますが、そうかもしれませんがそうでも無いかもしれません。どちらかというと若者が輝くべきロックな舞台が少なくなったのと、社会全体が高齢化しているからではないでしょうか。
昔は流行の最先端は女子高生からと言われていましたが、今は10代20代女性と幅広くなった気がします。女子高生人口少なくなりましたからね。若い女性の代名詞の女子高生と言うワードも影を潜めて若い人の範囲も広くなったので、ある種女性のイケイケな年代は広くなりました。ずっとモテモテです。結果として何が起こるかと言うと、従来なら女子高生から女子大生あたりで遊び尽くして社会に出て女性の限界を感じて結婚して専業主婦に逃げ込む層が、ずっとモテモテで遊び続けるようになったのです。結果としてモテ続けるから結婚して大人しく家庭に入る事なく、男の金で遊び続ける生活が続きます。ここでいう男は中高年のお金持ってるおじさんですね。こうして女としての引き際を弁える事なく、年齢を重ねていく傾向にあります。
一方彼女達と同年代の男性は安くなったポルノと二次元を渡り歩けばそれなりに幸せに暮らしていけます。それに我慢出来ない男性は現実の女性を選びますがその割合は減少傾向ですね。
ここまで来ると男女共に結婚しなくても充分幸せなんですよ、20代の間は。でも年齢を重ねて選択肢が狭まると若い頃もっと頑張っていたらと考えて少なくない後悔の念を抱くわけですね。大抵の場合は時既に遅しで人生ツムツムな訳です。
そんな氷河期ゆとりあるあるから逃れるために、現在の若者達にエネルギッシュに子作りに励んで欲しいところですが、どうすれば若者達はエネルギッシュに生きる事ができるでしょうか。今は何でもマニュアル化されて夢も見通せなくなって淋しい未来像が幅を利かせています。
我々に足りないのは世紀末救世主かもしれません。誰もがニューヒーローになる事を望んで、それっぽく結果を出せたら楽しそうですね。でも現実は力こそ全てではなく、金こそが全てです。ならヒーローは金を操る能力者、つまりは経営者となるのがかっこいい生き方ではないでしょうか。
今時は小学生でもヒット商品作るし、むしろ頭が固くなった大人よりも子供の柔軟な発想の方が社会の行き詰まりを解消してくれるかもしれません。ならば我々が用意すべきなのは低年齢向けの起業塾なのではないでしょうか。
さすれば小中学生社長が沢山生まれて、銀座のクラブなんかも彼らの憩いの場になる将来が来るかもしれません。
今日も無駄な話を書きました。
こんな駄文を最後まで読んで頂き感謝致します。